モンゴル高圧変成岩に関する論文が出版されました

モンゴルのZavkhan帯にある約200km離れた2つの蛇紋岩メランジェのエクロジャイトと変成岩について、それぞれが経験した温度・圧力経路と時期を調べました。その結果、両者の原岩(変成前の岩石)は年代も成因も大きく異なること、両者が形成されたのは約5億2千万年前の同じ高圧変成イベントであり2つは大きな一つのメランジェ帯であることが明らかになりました。これは、沈み込み帯の蛇紋岩メランジェが複数の異なる起源の岩石を取り込み地下深部まで沈み込んだ後、大陸衝突によって高圧条件に達したことで形成されたと考えられます。
Manzshir Bayarbold, Atsushi Okamoto, Noriyoshi Tsuchiya, Otgonbayar Dandar, Shreya Mukherjee, Dhanya Gelli, Geri Agroli, Mayuko Fukuyama, Jamba Byamba. (2026) Subduction-induced high-pressure collision metamorphism: Evidence from Early Cambrian eclogites in the HP Hutul Mélange, Zavkhan Terrane, Western Mongolia. Gondwana Research, 155, 176-195. DOI: https://doi.org/10.1016/j.gr.2026.02.002