秋田北高校数理探究クラスの2年生2名が課題研究のために研究室を訪問しました。ちょっとした実験を試してもらったのですが、素晴らしい観察力と探究心に、私自身、大変、楽しいひとときでした。

秋田北高校数理探究クラスの2年生2名が課題研究のために研究室を訪問しました。ちょっとした実験を試してもらったのですが、素晴らしい観察力と探究心に、私自身、大変、楽しいひとときでした。

9月26日から本学鉱業博物館で令和7年度第1回特別展「鐡山〜釜石鉱山と東北地方の鉄スカルン鉱床」を開催しています。初日の9月26日はギャラリートークを行いました。
*クマ出没につき、鉱業博物館は利用制限がかかっています。鉱業博物館HPをご確認ください。

アジレント・テクノロジーさんのウェブサイトに、福山のインタビュー記事が掲載されています。とても素敵にまとめていただきました。野外調査の写真も載せていただいたのですが、最近の自分が写っている写真がほぼなくて困ったので、次の調査からは自分も入った様子を写真におさめようと思いました(が、忘れそうです)。
記事はこちらでご覧になれます。
2025年9月17日〜9月19日開催(東北大学)の日本地球化学会年会で、鈴木さん(M2)がポスター発表を行いました(福山は口頭発表をしました)。

フィリピン・ルソン島のブラックマウンテン貫入複合岩体(金鉱床が多くあるバギオ地区にあります)を研究対象に、ジルコンの微量元素から銅と金の鉱化作用を引き起こしたマグマの特徴を明らかにしました。Kennethjer Alejoさんの修士論文の内容です。論文タイトルが長かったなと思っています。
Kennethjer Alejo & Mayuko Fukuyama (2025) Geochemical and geochronological insights into the metal fertility of magmas associated with the Kennon Cu–Au porphyry deposit of Black Mountain in the Baguio Mineral District, North Luzon, Philippines. Lithos, 516-517, 108243.
https://doi.org/10.1016/j.lithos.2025.108243
モンゴルの先生に誘われ、7月下旬から8月上旬にかけてモンゴルへ野外調査に行ってきました(初モンゴル)。壮大な景色の中での調査は毎日楽しかったです。

ボツワナのVumba緑色岩帯の金鉱床(Somerset depositとArab deposit)では、金を含む硫化鉱物が柘榴石(ガーネット)と共に産出します。柘榴石のU-Pb年代測定から金の鉱化作用の時期が特定され、太古代のリンポポ造山活動と関係した鉱化作用であることが明らかとなりました。本研究室で柘榴石のU-Pb年代測定を行いました。
Mokane, L., Agangi, A., Takahashi, R., Betsi, T. B., Phili, K., Nopeia, M., Kelepile, T., Fukuyama, M., Bagai, Z., Manalo, P. (2025) Geochemistry and U-Pb geochronology of garnet from the Somerset and Arab gold deposits, Vumba Greenstone Belt, northeastern Botswana: implications for the timing of gold mineralization, Resource Geology, 75, e70012.
https://doi.org/10.1111/rge.70012
ドイツGFZ(ポツダム)を訪問した後、7月6日〜7月11日のGoldschmidt(プラハ)に参加。ワークショップとセッションでそれぞれ発表をしました。Ylamさん(オンライン参加)はポスター発表をしました。

オマーン掘削プロジェクトで採取された蛇紋岩化したかんらん岩中にみられるロディン岩について研究をした論文です。ロディン岩をつくる交代作用に関与した流体とその後の変質作用における流体の特徴を明らかにしました。5年以上前の共同研究です。
Alireza Eslami, Benjamin Malvoisin, Mayuko Fukuyama, Marguerite Godard, Yuji Ichiyama, László Előd Aradi, Katsuyoshi Michibayashi, Zaicong Wang, Ming Li, Alessandro Cavallo, The Oman Drilling Project Science Team. (2025) Xonotlite and pectolite in rodingites from the Samail ophiolite: Markers of reducing conditions and element transfer during peridotite-gabbro interaction. Lithos, 512-513, 108160. https://doi.org/10.1016/j.lithos.2025.108160
2025年6月25日〜6月27開催の資源地質学会年会講演会でAliさんが研究発表を行いました。私も鉱床への赤鉄鉱U-Pb年代適用についてお話しました。